詩人 尹東柱とともに?2018
INFORMATION
韓国のみならず日本でも多くの人に読まれている詩人?尹東柱(1917~1945)。尹東柱は日本の植民地政策による弾圧の嵐の中で、民族への思いと平和への願いをこめた詩の数々を当時禁じられていたハングルで毅然と書き続けた。尹東柱は1942年立教大学で学んだ後、同志社大学に編入したが、在学中の1943年7月、治安維持法違反の疑いで逮捕された。懲役2年の刑で福岡刑務所に収監され、祖国が解放されるわずか半年前の1945年2月16日未明、27歳という若さで獄死した。あれから73年の歳月が流れたが、今もその清冽な詩と生涯が多くの人々の心を捉え続けている。今年は尹東柱生誕101年を迎える。尹東柱が学んだ立教大学のチャペルで、尹東柱の生涯を辿り、詩人を偲ぶひと時を共に過ごしたい。
【2/16 追記】
第二部では、1984年に「尹東柱全詩集—空と風と星と詩」を出版された伊吹郷氏(元韓国釜山女子大学教授)のお話を伺う予定でしたが、伊吹氏の体調不良により、ご登壇いただけなくなりました。
第1部 追悼礼拝、詩の朗読
司式
チャプレン
金 大原
第2部 講演「詩人 尹東柱(ゆんどんじゅ)をめぐって」
講師
作家
多胡 吉郎
1956年生まれ。1980年よりディレクターとしてNHKで番組制作に従事。1995年3月、NHKスペシャル「空と風と星と詩~尹東柱、日本統治地下の青春と死~」(韓国KBSとの共同制作)を制作。2002年、英国駐在員を最後に独立、文筆の道に入る。代表作に『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(2006年 河出書房新社)、『長沢鼎 ブドウ王となったラスト?サムライ~海を越え、地に熟し~』(2012年 現代書館)ほか。韓国朝鮮関係のものに、『わたしの歌を、あなたに~柳兼子?絶唱の朝鮮~』(2008年 河出書房新社)、『物語のように読む朝鮮王朝五百年』(2012年 角川書店)など。尹東柱の生誕100年である2017年の2月に、『生命(いのち)の詩人?尹東柱~『空と風と星と詩』誕生の秘蹟~』を影書房から刊行。
詳細情報
名称
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 有料
資料代:一般 1,000円/学生 500円