考え方を変えると世界が変わって見える
チャプレンのことば
2021/04/06
キリスト教とチャペル
OVERVIEW
チャプレンからのメッセージです。
チャプレン 金 大原
考え方を変えると世界が変わって見える
「本当に人生には意味があるか。」ほろ苦い経験が凝縮した、ある青年の質問です。立派に生きてみようと頑張っているのに、まるで城壁のように目の前をふさいでいる現実に、彼はがっかりしたのでしょう。未来の予測ができず、人生設計が立てられないことほど心苦しいことがあるでしょうか。
人生はただ偶然の連続とも言われますが、決して偶然でなく賜物であることを、私たちは知っています。世の不条理を知ってぐらついたり、虚無感に苛まれたりしても、気を引き締めて進むべき道があるのです。
人生の意味は与えられるのではなく、生きながら見つけ、取り組むべき課題であり、また、人間らしさは関係性から生まれ、他者の呼びかけへの応答を通して形成されるものです。すなわち、今そばにいる人は人間らしさへのガイドとして遣わされた者なのです。非対面の時間が長くなり、皆は疲れ気味ですが、いくら暗澹 たる現状であっても、考え方を変えると世の中は変わって見えるものです。
人生はただ偶然の連続とも言われますが、決して偶然でなく賜物であることを、私たちは知っています。世の不条理を知ってぐらついたり、虚無感に苛まれたりしても、気を引き締めて進むべき道があるのです。
人生の意味は与えられるのではなく、生きながら見つけ、取り組むべき課題であり、また、人間らしさは関係性から生まれ、他者の呼びかけへの応答を通して形成されるものです。すなわち、今そばにいる人は人間らしさへのガイドとして遣わされた者なのです。非対面の時間が長くなり、皆は疲れ気味ですが、いくら
※本記事は季刊「立教」255号(2021年1月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
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